体験談

【転職】障害者雇用で安心して働くには大手か中小どっちがオススメか【実体験から解説】

ねずみさん

障害者雇用で働く場合、大手と中小に違いはあるのかな?

こんな悩みを解決します。

私は20代で6社を経験しました。

従業員5人ほどの会社から従業員5,000人越えの業界No.1大手までを経験。実際に働いてみて感じた大手と中小の違いを解説していきます。

現在は障害者雇用で大手企業で働いています。

こんな人にオススメ
  • 大手と中小で迷っている
  • 中小の内定をもらえたが、大手の待遇が気になる
  • 大手と中小の実際の違いを具体的に知りたい

【結論】障害者雇用なら基本は大手企業がオススメ

結論からいうと大手企業がオススメです。大手と中小の違いはスケールメリットが働くことです。

なぜなら民間の法定雇用率は2.2%のため、大手企業は中小と比べて多くの障害者雇用の義務があります。雇う人数が多くなるため障害者雇用にお金をかけても一人当たりのコストが低くなります。

つまり、大手企業は障害者雇用にしっかりとお金をかけられるというわけです。

設備面

45.5人以上雇用している企業は、2.2%の障害者雇用の義務があります。そのため多くの障害者雇用を行っている大手企業は対応できる設備面が充実しており、「対応不可」という理由で面接で落とされる心配もなくなります。

病気の症状によって「設備が整っていないから弊社では対応できない」という理由で面接が通過できない場合があります。また大手企業の場合は資金があるため、新しく設備を設置してくれる可能性もあります。

対応面

従業員の2.2%の割合で障害者雇用として人を雇う必要があるため、障害を持って働いている社員が多いです。そのため病気への対応マニュアルがしっかりと整っています。

対応マニュアルがあれば、障害や病気に詳しい人事以外の部署でも正しい知識をもとに対応してもらいやすくなります。

ノウハウ

大手は障害者雇用を多くしているので、一つの部署に数人の障害者雇用で働いている方がいます。そのため、障害に対するノウハウが蓄積されています。どこの部署に配属されても程よい距離感で接してもらえます。

またノウハウが蓄積されているため希望の職種で働きやすいです。

ノウハウを会社全体で共有することによって、どの部署でも障害者雇用を受け入れる体制が整っています。

仕事面

大手の仕事は多岐に渡ります。そのため中小と比べて細かく業務の担当が分けられています。中小では自分一人で様々な業務を処理しなければいけませんが、大手では負荷の低い業務を任されます。

分業化が進んでいるため「狭く・深い」担当業務への理解が求められます。ただし業務は何年もかけて学んでいくため、自然と「深く」理解することはできるようになります。

安定性

大手は資金に余裕があります。なので不況になったときでも持ち堪えやすいです。また特定の業界で生き残り続ける会社はNo.1と2のみといわれています。なので「何十年もずっと長く働きたい」という希望がある方は大手企業がオススメです。

一般的に10年以上続く会社は全体の1割といわれています。

能力が高い人が多い

大手は多くの人が入社を希望しています。これは一般雇用や新卒の方にも当てはまります。そのため高い競争率で勝ち残った人が多いです。中小の方が仕事ができない人がいないという意味ではありませんが、優秀な人と出会える機会は多いです。

業種や職種によるところもありますが、大手には多くの応募があるため、優秀な人材を確保することができます。

倫理観が高い人が多い

大手はコンプライアンスの教育がしっかりしています。何か問題を起こしてしまうとニュースになってしまうからです。そのためコンプライアンス専属の部署がある場合もあります。

あきらかな「虐め」「パワハラ」があった場合、大手では明確なコンプライアンスが定められているので罰せられます。

大手・中小のメリット・デメリット

大手企業のメリット

  • 業務が細かく振り分けられているため、仕事の負荷が少ない
  • 病気に対応できる設備・制度をしてもらえる
  • ノウハウがある
  • 安心して働き続けることができる

大企業のデメリット

  • 業務の幅が狭いのでスキルが育ちにくい
  • 会社の規模が大きいので転職する可能性がある

中小企業のメリット

  • 業務の幅が広いので多くのスキルが身に付く

中小企業のデメリット

  • 幅広い業務に対応する必要がある
  • 病気に対応できる設備・制度が整っていないことがある
  • コンプライアンスがしっかりと定まっていない場合がある

障害者雇用の虐待被害発生率は中小企業が高い

(引用:厚生労働省/平成30年度使用者による障害者虐待の状況等より)

50~99人・100~299人の事業所で虐待発生率が高いです。

また事業所の規模が大きくなるほど、発生件数が低くなっている傾向があります。

共通のメリット

  • 業務への配慮がある

共通のデメリット

  • 給料が安い
  • 雇用が不安定

実際に大手・中小で働いてみた感想

私は中小・大手を新卒からの8年間で6社経験しました。

大手と中小の一番の違いは資金力の違いです。

大手は資金があるので、人材が豊富です。施設・設備も充実しています。全体的に業務にも人にも余裕があるので、仕事も落ち着いて対応できます。

コンプライアンスがしっかりしているため、いじめやパワハラの問題があっても会社で対応してもらえます。

現在は大手企業で働いていますが、コンプライアンスの教育が徹底されているため、そもそもいじめやパワハラを見たことがありません。

中小の場合は常に人手がギリギリです。また事業主(社長)の価値観が強く反映されるので、例えばパワハラなどがあった場合でも会社が黙っているパターンが実際に多く経験しました。

まとめ

  • 大手・中小で迷っている場合はできるだけ大手が良い
  • 大手はスケールメリットがあり働きやすい
  • 中小はコンプライアンスが定まっていないことが多い

大手企業に入って安心して長く働きたい人はこちら↓

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ABOUT ME
ねこねこもち
ブラックから障害者雇用でホワイト企業に転職成功した30代事務職。 人の役に立つことがしたいと考え、自分にしかできないことを探した結果、ブログ作成にいきつきました。 心理学・行動学・社会学などが好きです。 ここでの情報が、あなたの希望に代わったら嬉しいです。
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