- 障害者雇用で働いてみたい
- 障害者雇用ってどんなふうに働いているの?
- 障害者雇用って続けやすい?
- ブラックとホワイトの違いは?
- 契約社員から正社員になれる?
障害者雇用で働こうと考えた時、あまり情報がないので「ちゃんと働けるかな?」と不安になる人は多いです。
私は今回初めて同じ会社で3年間働くことができました。障害者雇用で働くことは初めてだったので、学ぶことが多かったです。
そこでこの記事では、その経験から一年ごとに気をつけたことや反省点などを振り返ってみたいと思います。
障害者雇用で働いている人や、これから障害者雇用で働くことを考えている人にとって参考になれば幸いです。
入社一年目
入社時は契約社員からのスタートでした。
入社したとき
初めての障害者雇用。初めての大企業。初めて尽くしだったので最初は戸惑いました。
一般雇用のトラウマ(暴力や暴言といったパワハラ)があって、働くことに対して恐怖心があったことを覚えています。
障害者雇用は、総務の担当の方に最初の頃は教えてもらいました。
そのあとは経理部門に配属になりました。
一般雇用ブラック→障害者雇用ホワイト
前職の一般雇用(ブラック)では入社2日目で放置されたのですが、今回の会社では半年間かけて仕事や会社の仕組みを覚えさせてもらいました。
ここはブラック企業とホワイト企業の差だと思います。
障害者雇用と一般雇用で感じた違い
最初に障害の症状を直属の上司に詳しく説明しました。
面接でも説明しましたが、ほぼ同じ内容を改めてしました。
僕は人間関係の意思疎通で不安になったりすることが多いので、その点を配慮してもらいました。
配慮の内容は体調不良のときに休ませてもらったり、教育担当の方が優しかったりです。
職場の人間関係
前職のトラウマもあって人間関係構築はうまくできなかったような気がします。
単純に人と話すのが怖かったり、人の目を気にしすぎたせいだと思います。
それでも周りの人は優しかったです。
体調面
働き始めの最初の3ヶ月間は特に体調を崩してました。
仮眠室があって(大企業すごい⋯)そこで、一時間休ませてもらったりしてました。
頻繁に休ませてもらっていたので会社のルールが変わって時間有給(一時間単位)を使って休むことになりました。
(不満の声が出てたとしたら、周りにあまり理解してもらえてなかったのかなって不安になりますね⋯)
しかし仮眠室のおかげで早退をせずに済んだので、有給は足りました。
業務面
大きい会社が初めてだったので、まず各部署と部長さんを覚えることが大変でした。
僕は記憶力がよくないので、三年経った今でも覚えられてません。
同じ部署の方の顔と名前も一致してません。
これはよく注意されてましたが、今はなんとか誤魔化してます。
初めの半年は会社の規定を覚えて、半年経過してから業務が始まりました。
分からないことがあったらすぐに聞ける体制だったので、大きな失敗はなくフォローしてもらいながら過ごしていました。
周りの方々に助けていただいた一年でした。
入社二年目
二年目も契約社員でした。
体調面
一年目に比べると体調は安定してきました。一年目は週一のペースで崩していましたが、月一のペースになりました。
懇親会に行くと体調を崩すことが分かったので、懇親会は基本的に欠席させてもらいました。
オンライン呑み会も体調が良い時だけです。
プライベートで色々変化が大きい年だったので、その負担が月一で出ていました。
業務面
一年を経験したので、ある程度のことは分かりました。
しかし業務のミスがなくならなかったです。
たくさんの数字を見る業務があるのですが、時間との勝負でもあったため、ミスをしてよく注意されていました。
二年目はどうやったらミスがなくなるのかを考えていました。
人間関係
人間関係は一年目と変わらず、自分からコミュニケーションをとることは基本的になかったです。
周りから話してもらうことも減ってきました。
ただ、人と話したら体調を崩してしまうことがよくあるので、これくらいの距離感の方が僕はありがたかったです。
プライベートの変化
結婚をして、実家を出ました。
共働きで、なんとか生活を整えていました。
妻も精神科に通っているため、お互い無理しないように過ごしていました。
金銭的にはまだまだ不安ですが、一般雇用で働いていた時より多くもらっています。
スキルアップ
人間関係の構築が苦手なので、せめて業務で自分の居場所を作ろうと思いました。
僕はExcelを使って数字をまとめることが多かったので、本を買って勉強しました。
部長さんにはその姿勢が評価され「勉強熱心」というイメージをもたれています。
入社三年目
契約社員から正社員になりました。
転職ありと転職なしの正社員があり、僕は転職なしの正社員です。
体調面
プライベートが大変だったため、体調が優れない日が多かったです。
在宅勤務も始まり、休職中の妻の看病をしながら在宅勤務をしていました。
部長が僕のことを気にかけてくださり、カウンセラーさんがつくことになりました。
一ヶ月に一回、現状抱えている悩みを報告していました。
周りの方々に支えていただいた一年でした。
業務面
二年目に引き続き、業務のミスがなかなか減りませんでした。
思い切って「ミスを減らすコツ」が載っている本を読みました。
大変勉強になりました。
人間関係
二年目からも変わらず、あまり交流はしていません。後輩は増えました。
みんな良い子です。そしてとても優秀なので、びっくりしています。
他部署の方に名前を覚えてもらったり声をかけていただくことが増えましたが、僕が基本的に緊張してうまく返事ができないため、温かい目でみてもらっています。
まとめ
一番インパクトが大きかったのは、やはり一年目でした。
今までブラック企業が多かったので、怒鳴り声やいじめがない職場で驚きました。
正直いうと、今まで働いてきた会社よりも給料も高く休みも多く仕事も楽だったので「こんなんでお金もらってもいいのか⋯」とギャップに驚いていました。
大企業は育成面もしっかりしているため、セミナーなどに参加することもでき成長できたと思います。
今は子供を授かりたいため、収入をどうやってあげていくか迷っています。
これからも「初めての障害者雇用でも大手入れるよ!」や「障害者雇用でも結婚できるよ」といった、読んでくれた方の希望になるようなことを伝えていければなぁと思っています。
「もっとこういうこと知りたい!」ということがあれば、気軽にTwitterでリプをいただければと思います。
一つでも参考になったなら幸いです。