障害者雇用は働きやすい制度だと思うんだけど、リスクはないのかな⋯?
そういった疑問とリスクの解決策を紹介します。
こんにちは
このブログ管理人のねこねこもちです。
障害者雇用で転職し、現在は東証一部上場企業で経理を担当しています。
- 障害者雇用で働いて二年経過
- 一般雇用での就労経験あり
- 障害者手帳(3級)取得
- 障害者雇用(精神)のリスク7選
- キャリア形成のリスク
- 金銭面、生活面のリスク
実際に障害者雇用で働くと、このうちのどれかで必ず悩むことになります。
しっかりと障害者雇用で働くうえでのリスクを事前に認識して転職に挑みましょう。
障害者雇用のリスク7選
転職が難しい
障害者雇用は、給料の高い求人が少ないです。
なので、転職すると年収が下がるリスクがあります。
今まで何年もかけて積み上げてきた年収が、転職をすることによってリセットしてしまう恐れがあります。
給料の高い求人が少ないので、転職が難しい。
昇給・昇格が難しい
あくまで僕の周りでの話ですが、精神障害者で管理職についている人の話は聞いたことがありません。
なぜなら管理職の場合、長時間労働になることが多く急な体調不良に対応できないからです。
昇給も今の時代では簡単ではありません。
理由は給与はあげるのは簡単ですが下げるのは難しいからです。
企業側は極力リスクを減らすために給与を上げたくないというのが本音です。
従業員の給料をあげるくらいなら、もしものときのために内部保留しておこうという企業もあります。
また一般雇用と比べて、障害者雇用は昇給ペースが遅い場合が多いです。
役職に就くと業務内容が心身共にハードになるため、昇給・昇格が一般雇用と比べて難しい。
業務経験が積みにくい
障害者雇用の場合、一般雇用と比べて簡単な業務が割り振られます。
もし一般雇用と同レベルのものが振られても、一時的なものだったりすることが多いです。
理由は継続して行う難しい業務の場合、体調不良などで急に休まれた場合対処できないリスクがあるからです。
なので、どうしても障害者雇用の場合は業務が簡単になりがちです。
業務のレベルですが、基本的には新卒1~2年目くらいの内容です。
なので長期で働けば働くほど年齢に見合った業務経験が積めないのでサラリーマンとして働くうえでは大きなリスクとなります。
簡単な業務を振られるため、業務経験が得られにくい。
職場の人から一歩引かれる
これは職場の所属部署によりますし、働いている人間関係によるので一概にはいえませんが、一歩距離を置かれることはあります。
こればかりは仕方がないことで、たとえ一般雇用で入社していても全員と仲良くするのは無理な話なので、あまり考えなくていいかもしれません。
ただ、やっぱり少し寂しい気持ちになることはあります。
距離を感じることもある。
オープンで働いても、気さくに話してくれる方や仲良くしてくださる方もいらっしゃいます。
こればっかりは相手との相性なので、仕方ないですね⋯。
そういう人はたとえ一般雇用で入社していても仲良くなれないと思うので、できるだけ距離をとって接することがオススメです。
他部署の人など障害者雇用で働いていることを知らない人からは病気への配慮がない
障害者雇用といっても、他の部署の方と仕事をする機会は多々あります。
僕の場合は実際に二年ほど働いても、電話やメールでしかやりとりしていない人がたくさんいます。
この場合、障害者雇用と伝わっていないことが多く、さらに同じ事務所内でも精神障害者はパッと見では分からないため、病気に対する配慮がない場合もあります。
どうしても体調を崩してしまう場合は上司に相談してみましょう。
他部署の人からは病気への配慮がないことがある。
資産形成が難しい
障害者雇用は給与が一般雇用と比べて低いので、資産形成が難しくなります。
単純に非正規やパートタイムの場合、賞与がない場合もあるためどうしても年収ベースで考えると貯金などをする余裕がないかもしれません。
また転職が容易ではないことと、転職をすると今まで積み上げてきた昇給がリセットされて新卒と同額以下の給与で働くことになります。
企業の寿命が減り、大手でもいつリストラにあうか分からない今の社会では、リスク管理としてどうしてもある程度の額の貯金は形成しておく必要があります。
資産形成が難しい。
人に言いにくい
こちらも人によりますが、障害者雇用で働いていることをカミングアウトできない場合もあります。
特に障害に対して理解がない人や偏見がある人の場合、心ない言葉を吐かれてしまう可能性があります。
偏見がある人に言いづらい。
偏見を持っている人に説明しても、こっちが疲れてしまうので、できるだけ離れることをオススメします⋯。
7つのリスクまとめ
- 転職が難しい
- 昇給・昇格が難しい
- 業務経験が積みにくい
- 距離をとられることがある
- 他部署の人からは配慮がないことも
- 資産形成が難しい
- 偏見がある人に言いづらい
うわ⋯、結構リスクあるんだね⋯。障害者雇用で働くの辞めようかな⋯。
リスクはもちろんあるけど、良いところもあるよ!
【メリット】
- 業務の負担が少ないので続けやすい
- 病気に対する配慮がある
- 急な体調不良にも対応してもらえる
リスクもあるけど、メリットもたくさんあるんだね!
自分の体調に合った働き方をするのが一番だね!
それに障害者雇用で入社しても体調が良くなれば一般雇用に変更することも可能だよ
解決策
解決策は大きくわけて二つあります。
副業をはじめる
障害者雇用は「配慮がある分業務が軽く、就業時間が短い」といったメリットがあります。
この労働条件は副業をするのに適しています。
障害者雇用で働く人にこそ、副業はすごくオススメできます
なぜなら副業で稼げるようになると給与が低い問題がクリアできるだけではなく
「いつ会社を辞めてもなんとか食べていける」という心の余裕ができるからです。
副業といってもオーバーに考える必要はありません。
自分の得意なことをすれば少しずつ必ず稼げます。
またこれからの時代は一般雇用であっても副業をしないと生活がキツくなる時代になるかもしれません。
なのでチャレンジすることは今の時代にも合っていると考えられます。
オススメは、メルカリやヤフオクなどで実際に稼いでみる経験を積むことです。
商品を売ってお金をもらうという商売の基本を学ぶことが可能です。
初心者でも売りやすいのは「人気のビジネス書」です。
本は小さいため配送料が低く、人気があるビジネス書は値崩れがしにくいためです。
700〜1,500円ほどで販売することができます。
転職エージェントに相談する
無料の転職エージェントに登録して、担当者に今後のキャリア形成について相談してみましょう。
「どんな資格を取得すればよいか」「今の会社を辞めて転職するべきか」などといった悩みの答えを得られます。
転職エージェントに登録したからといって、必ず求人に応募しなければいけないということはないので、まずは担当エージェントにキャリア形成について相談してみましょう!
まとめ
今回は「障害者雇用で働くうえでのリスク」についてリアルの実体験を元に解説しました。
もちろん、ここに書いてあることが全てではありませんし
自分の会社はそんなことないよ
自分のところはもっとひどいよ!
ということは必ずあると思います。
あくまで体験談なので、参考程度にしていただければ幸いです。
読んでくださってありがとうございました。
あなたに良いご縁がありますように。