- うつ病になったから障害者雇用で働こうと考えてるんだけど、給料が安いイメージがあるから不安⋯。
- 給料が安かったら生活できないかも。
- 障害者雇用でも生活していく方法が知りたい!
これから障害者雇用で働こうと考えている人は、このような悩みに必ずぶつかると思います。
今回は障害者雇用の給料問題について真実と解決方法を解説していきます。
こんにちは!
管理人のねこねこもちです。
障害者雇用で東証一部上場企業の経理を担当しています。
躁うつ病で障害者手帳は精神で3級です。
以前は一般雇用で勤めていました。現在は実家を出て新婚生活を送っています。
- 障害者雇用の平均給与
- 障害者雇用の平均給与の真実
- 障害者雇用で生活していく解決策
結論からいうと
障害者雇用でも生活はできますし、
貯金や投資もしっかりできます!
またこの記事では障害者雇用で働く僕が実際に経験したことを元に具体的な方法やノウハウを紹介していきます!
障害者雇用は給料が安い?
今回は厚生労働省の平成30年度障害者雇用実態調査の結果から引用しました。
- 身体障害者:21万5千円
- 知的障害者:11万7千円
- 精神障害者:12万5千円
- 発達障害者:12万7千円
引用元:厚生労働省
ちなみに一般雇用枠の平均は約26万4000円となっています。
(参照サイト:アズイズ)
約5〜15万ほど、一般雇用との差があるわけですね。
しかし、この数字は正規〜非正規での広い範囲での平均値となっております。
また病気への配慮で労働時間にも大きな振り幅があります。
労働時間別で平均給与を知ると、もっと現実的な数字が見えてきそう!
それでは次に、労働時間別にわけた平均給与についてみていきましょう!
労働時間別にみる障害者雇用の給与(精神)
フルタイムとパートタイムに分けて比較してみましょう。
厚生労働省の調査では以下のようになっています。
雇用形態別にみると、無期契約の正社員が 25.0%、有期契約の正社員が 0.5%、無期契約の正社員 以外が 46.2%、有期契約の正社員以外が 28.2%、無回答が 0.1%となっている。 また、概ね1ヵ月以上にわたり休職している精神障害者の割合は、1.1%となっている。 週所定労働時間別にみると、通常(30 時間以上)が47.2%と最も多く、次いで 20 時間以上 30 時 間未満が 39.7%となっている。週所定労働時間別の月間総実労働時間の平均は、通常(30 時間以上)の者が 138.6 時間、20 時間以 上 30 時間未満の者が 82.9 時間、20 時間未満の者が 32.5 時間となっている。
(引用:厚生労働省)
47.2%の方がフルタイムで働いていることになります。
所定労働時間別にみると、通常(30 時間以上)の者が 18 万9千円、20 時間以上 30 時間未満の 者が7万4千円、20 時間未満の者が5万1千円となっている。 なお、賃金の支払形態は、月給制が 28.6%、日給制が 2.3%、時給制が 68.9%、その他が 0.0%、 無回答が 0.2%となっている。
(引用:厚生労働省)
【ざっくり解説】
- 30時間以上→18万9千円
- 20~30時間→7万4千円
- 20時間未満→5万1千円
障害者雇用と一般雇用のフルタイムの比較
厚生労働省の発表によると一般労働者(正規雇用者)の平均年収は306万2千円となっています。
障害者雇用(精神)の平均年収は18万9千円×12ヶ月と単純計算した場合は
226万8千円となります。
フルタイム勤務の場合
年収にして約79万4千円の差があることがわかります。
障害者雇用と一般雇用のパートタイムの比較
障害者雇用と一般雇用の最低賃金は基本的には同じ金額と定められています。
「障害の有無」により賃金の差がでることはありません。
障害者雇用の賃金まとめ
賃金についてまとめると、働く時間によって給与の振り幅が大きくなっています。
自分の労働時間でイメージしたほうがわかりやすいね!
実際に求人票などを見たかんじも今回の数字と感覚的に近いので、現実的な数値がでていると思います。
【労働時間別の賃金】
・30時間以上:18万9千円
・20~30時間:7万4千円
・20時間未満:5万1千円
【一般雇用との比較】
障害者雇用(精神):226万8千円
一般雇用:306万2千円
※パートタイムの場合は、最低賃金に差はない
転職時に昇給・昇格の有無について確認
昇給・昇格の詳細は転職してからではなく、
必ず転職する前に必ず企業に確認しましょう。
自身で企業と給料について確認・交渉するのは難しいため、転職エージェントの担当者にお願いすればOKです。
担当者が企業に直接確認してくれるのでこちらの負担が軽減されます。
転職エージェントは登録したからといってすぐに企業に応募しなければいけないわけではありません。
失敗しない転職する基盤を組み立てるために、
①転職エージェントに登録
②障害者就労支援に登録
メインは上記二箇所から情報を取得し、ハローワークや求人サイトはサブで活用していきましょう。
転職活動はできるだけ多くの人の力を借りてください。僕はたくさんの人に助けてもらいながら転職活動をしていました。
給料をあげてもらおう
このサイトを見てくださっている方の中には障害者雇用で既に働いている方もいらっしゃると思います。
そういう方は上司に「昇給してください」と言ってみましょう。ただ実際は直接「昇給してください」というのは難しいと思いますので、
「生活がちょっと苦しいので、給料で悩んでいます」
といった形で相談してみましょう。僕はこの方法で実際に昇給させてもらえました。
言っても損することは滅多にないので、まずは試しに上司に相談してみることをお勧めします。
障害年金を申請しよう
なんらかの障害をもったときは、障害年金を受け取れる可能性があります。まずはかかりつけ医と相談してみましょう。
自立支援医療を申請しよう
自立支援医療とは、簡単に「指定された病院と薬局」を一つずつ選択して申請することで、病院代の負担を軽減することができる制度です。
障害の治療で毎月通院している病院代と薬代の負担を減らすことができる!
自立支援医療のみの場合は、通常3割の医療費が原則1割になります。
また世帯収入などの状況に合わせて、実質負担額が0円になることもあります。
長期通院が必要な場合、申請をしておくべき制度なので、まずはお医者さんに相談してみましょう。
お金の知識を高めよう
お金の知識を高めましょう。いわゆるマネーリテラシーですね。
お金の知識を高めることによって
- 毎月の固定費を下げる
- 無駄な支出を減らす
- お金の貯め方が分かる
- 副業で収入を増やせる
これらを見直せば、貯金や投資で必要なお金をコツコツ貯めて安心して生活をすることができます。
まずは毎月の固定費を下げよう!
まずは毎月の固定費を下げることから始めましょう
固定費とは、毎月必ずかかるお金のことです。
例であげると
- 電気代
- 光熱費
- 通信費(スマホ代)
- 保険代
などがあります。
なぜはじめに固定費を下げるかというと、誰でも同じようにすれば必ず節約でき(再現性が高い)一度節約(契約の変更など)をすると
ずっと料金が安くなるからです。
【携帯・スマホの通信費】
キャリア(docomoなど)契約→格安SIM
【光熱費】
電力自由化により安いプランと契約可能に
【保険代】
不要な保険代の削除
【車の維持費】
車にかかる費用を考えて本当に必要でなければ手放す
【家賃】
自分の身の丈にあった賃貸を契約する。新築のマイホームが本当に必要なのかもう一度考える。
僕の家では、
- 保険は最低限
- 車未所持
- 駅近のコスパの良い賃貸
- 楽天でんきとガス
- 格安SIM
上記の節約をすることにより、月々1〜2万円以上は節約できています。年間にすると10〜20万円以上の金額になります。
また僕は可能な限り楽天カードでの支払いにしているため、日々の出費の1%がポイントで返ってきます。例えば月に20万使った場合は、2000円ポイントとして還元されます。
そのポイントを使って書籍を購入して自己研鑽をしてもっと稼げるようになることも可能です。お金の流れを見直して、好循環サイクルを作りましょう。
固定費を安くする具体的な方法はこちらの書籍に書かれています↓
まとめ
障害者雇用のネックはどうしても給料が一般雇用と比べて低くなってしまうことです。
お金の知識をしっかりつけて、出費を減らせばお金にも余裕がでてきます。
あなたに良いご縁がありますように。
ありがとうございました!