障害者雇用で働くことも視野にいれて転職活動をしているけれど、一般雇用と何が違うのだろう?
障害者雇用のメリット・デメリットが知りたいな
このような悩みを解決します!
こんにちは
管理人のねこねこもちです!
障害者雇用でブラック企業から東証一部上場の大手企業に転職を成功しました。
現在は経理を担当しています。
今回は「障害者雇用」と「一般雇用」の両方で勤務経験のある僕が、障害者雇用で働いて感じた違いを解説していきます。
- 障害者雇用を考えている
- 障害者雇用で働いているが転職を考えている
- 他の企業での障害者雇用枠の働き方が気になる
- 障害者雇用のリアル
- 実際に働いてみた感想
- 今後の課題など
>>【マンガ版】障害者雇用でホワイト大企業に入社|初心者でも狙った会社に入社する方法はこちら
【結論】配慮が必要な場合は、障害者雇用がオススメ
業務上で配慮が必要な場合は、障害者雇用がオススメ!
ただし給与は一般雇用と比べて低い!
それでは理由を一つずつ解説していきますね
もっと詳しく>>「障害者雇用はデメリットしかない」は本当か?
障害者雇用のメリット
上司や人事と面談する機会が多い
一般雇用の場合、上司や人事と面談をする機会は滅多にありません。
しかし、障害者雇用の場合は上司や人事と面談をする機会が多いです。
僕の会社は月に1回程度の面談があり、現在の仕事の負荷や病気の治療経過を話します。
僕の直属の上司はだいたい気まぐれですが(たぶん)、人事は面談するタイミングが決まっているようです。
定期的にメールで日時を決めて、面談を行っています。
その際に、仕事以外でも悩み事などの相談にのってもらっているので安心して仕事を続けることができています。
定期的に面談を行うので上司や人事とゆっくりコミュニケーションをとることができます!
仕事の悩みや生活の悩みも相談できるため、生きていくうえでの精神的な負荷が少なくなります。
急な体調不良にも対応してもらえる
一般雇用の場合、急な体調不良でも出勤しなければいけなかったですが、
障害者雇用の場合、事前に病気の症状を伝えているので絶対に抜けられない日以外は有給の消化・早退などの対応をしてもらえます。
面接で病気の説明をしており、それを踏まえての業務をいただいているので属人化してしまいそうな業務はあまりふられません。
先輩社員とペアになって業務をすることが多いです。
「自分しかできない業務」をふられないので、急に体調を崩したときも対応してもらえるように業務を組まれています。
もちろん急にお休みをいただいた場合は、きちんとお礼と謝罪をして感謝を伝えています。
もっと詳しく>>面接時に配慮してほしいことを正確に伝える方法
業務量が少ない
これは入社する企業の違いかもしれませんが、業務量が少ないです。
一般雇用のときはブラック企業だったのもあるかもしれませんが、周りの一般雇用の方と比べても負荷は少ないかと思います。
勤務年数が多くなると、もちろん業務の難易度などは上がっていきますがそのペースも非常にゆっくりです。
残業をすることも繁忙期以外ではほとんどありません。
残業が少ないので病院にも通いやすいです。また病院の予約日を伝えておくことで定時で帰らせてもらえます。
病気に対して理解がある
僕は躁うつ病なのですが、一般雇用の会社で働いていたときは周りから理解してもらえませんでした。
それこそ「うつは甘え」「みんな苦しい」「このくらいで嫌になっていたら生きていけないよ」など言われました。
医者からのドクターストップで出勤禁止になったことを伝えても直属の上司は「今から絶対出勤しろ!」と電話口で怒鳴っていました。
(先に人事にドクターストップが出たことを伝えていたので、なんとか出勤せずに済みました)
これらも企業によりますが、実際にあった話なので「あるある」なのかなぁと思います。
障害者雇用の際は、まず部署に病気の症状や配慮してほしいことが情報共有されます(もちろん、どこまでオープンにして良いか確認済みです)
なので、体調不良や苦手なことなども周りに理解してもらっている状態で働くことができます。
周りに理解してもらっているため、人間関係も一般雇用のときよりも良好です。
病気に対して理解があるため、安心して働けます。
人間関係で悩まなくて良いのは本当に嬉しいです。
障害者雇用のデメリット
一般雇用と比べて給料が低い
本来は周りの社員の給料を知るすべはないのですが、経理担当なのでどうしても「人件費」の科目をみるとある程度は分かってしまいます。
また役職などでどれくらい給料が増えるのかは会社が公表しているため、その辺りの情報を合わせると予想できます。
その結果、障害者雇用は一般雇用と比べてお給料が低いということが分かりました。
実際にどれくらいかというと「新卒の給料以下」ぐらいです。
ハローワークなどの求人票ではだいたい初任給は「13~20万」くらいでした。
「20万だったら一般雇用よりも多いじゃん!」という場合もありますが、そこは会社によります。
ちなみに「障害者雇用の初任給20万」の会社の場合は「一般雇用の初任給は24万」とかそんな感じです。
一般雇用と比べて業務の負荷などに違いがあるため、お給料は低めです。
ただ今の時代は副業が解禁されているため、足りない分は副業で稼ぐことが可能となっています。
もちろん、給料の昇給などもあります。
厚生労働相の30年度の調査によると
障害者雇用(精神)の平均賃金は12万5千円
フルタイムのみの平均賃金は18万9千円となっています。
もっと詳しく>>障害者雇用の給料や平均月収について解説
パートタイムや契約社員からスタートが多い
正社員からのスタートももちろんありますが、実際の求人票をみてみるとパートタイムや契約社員の募集が多いです。
僕も契約社員からスタートしました(現在は正社員)
ただし、契約社員からスタートしても正社員になることは可能なので、面接の際に確認しましょう。
正社員雇用のほうがやっぱり安心感や待遇面は有利ですが、求人倍率も高いため「非正規から正規になれる求人」を探すのもアリかと思います。
その際に「だいたいどれくらいで正規になれるか」の確認はしっかりしておきましょう。
もっと詳しく>>転職エージェントでホワイト企業に入社する
転職は大手か中小か
結論をいえば大手が安心です。
なぜなら資金力があるためスケールメリットが発生するからです。また厚生労働省の調査によると、人数が少ない事業所ほど障害者虐待の件数が多いという結果も出ています。
もっと詳しく>>障害者雇用で働くには大手か中小どちらがオススメか?
大手ホワイト企業に入社する方法とは
大手ホワイト企業に入ることを諦めていませんか?
大手ホワイト企業は正しく行動すれば転職できる可能性はかなり高くなります。
もっと詳しく>>大手・ホワイト企業に入社する方法とは
障害者雇用で働くうえでの解決策
障害者雇用で転職活動をするうえで気になるところが
どのくらい具体的な配慮があるの?
体調不良になった際に休みはとれるの?
どのような業務をするの?
昇給・昇格はあるの?
といった点だと思います。
転職エージェントと企業の人事はやりとりをしているので、こちらの気になることをエージェント経由で確認してもらうことができます。
自分が長期間働ける環境が揃っていない職場は避けるべきです。
履歴書を提出して面接の場で確認するのではなく
事前にエージェント経由で確認しておきましょう!
人事と連絡できるので、気になることは確認しますね!
転職活動は事前準備が9割です。
しっかりとエージェント経由で情報収集をして万全の体制で面接に挑みましょう。
もっと詳しく>>転職エージェントでホワイト企業に入社する
まとめ
一般雇用と障害者雇用の大きな違いは以下の内容となっています。
- 面談の回数が多い
- 病気の配慮がある
- 業務の負担が少ない
- 給料は少なめ
- 非正規雇用が多い
障害をもっていてもクローズで一般雇用に就くことも可能ですが、長く続けたい方や治療したい方、配慮が必要な方は障害者雇用の枠がオススメかなと思います。
僕は障害者雇用で転職してよかったと思っています
障害者雇用の転職を通じて、一般雇用では知らなかったこともたくさん知ることもできました。
正規・非正規にあまり拘らず「最終的にどんな働き方がしたいか」「応募した企業でそれが叶うのか」を重視して僕は転職活動をしていました。
自分がどのようにして働きたいか迷ったときは就労支援や転職エージェントに相談しましょう。
「三人寄れば文殊の知恵」という言葉があるように
一人で考えるよりも、多くの視点で考えた方が良い答えが見つかることが多いです。
読んでくださってありがとうございました!
あなたに良いご縁がありますように。
>>【マンガ版】障害者雇用でホワイト大企業に入社|初心者でも狙った会社に入社する方法はこちら