- 人生をよりよくする思考法を身につけたい
- 自分自身を責めすぎてしまう
- 問題が起こったとき他人のせいにしてしまう
何か問題が起こったとき「自分はなんてダメなんだ」と自分自身を責めすぎてしまい、モチベーションが下がってしまう人は非常に多いです。
私は正しい「自責思考」を身につけることで、楽に生活ができるようになりました。しかし、それまでの間は人との衝突が多かったり、自分自身を責めすぎてしまい気が滅入ることが多かったです。
そこでこの記事では、自分自身を責めてしまいがちな人が「正しい自責思考」を身につけられるようにまとめて解説します。
この記事を読めば、正しい自責思考の考え方からその身につけ方までが分かります。
自責思考とは
物事が起こった原因を自分の責任として受け止める思考です。
自責思考ができるようになると、人生を自分でコントロールできるようになります。
大事なことは、責めることでなく失敗から学び、改善策を考えることです。
なぜ人生をコンロトールできるようになるのか
人間は自分の行動しかコントロールできません。
コントロール可能な行動の軸を自分にすることで、物事の問題点に取り組めるようになります。
逆に他責思考(他人のせいにする考え方)だと、コントロールできない他人の行動を軸にしてしまうため、自分の人生をコントロールすることができません。
自責思考と他責思考の違いの例
- 他責思考「この業務が失敗したのはAさんのせいだ。Aさんの行動を改めさせないと」
- 自責思考「失敗した業務の過程で、自分ができることは何かなかっただろうか?」
↓
「Aさんに注意して改善させた」
Aさんの行動によって結果が変わってしまう。
「Aさんの業務が大変なときは、自分がダブルチェックしよう」
自分の行動を変えることによって、結果が変わります。
大事なことは、自分や他人を責めることではありません。
失敗から学び、それに対する改善策を考えることです。
【注意】無駄に自分を責めることではない
間違った自責思考をしてしまうと、自分を辛辣な言葉で責めてしまいます。その結果、自己嫌悪に陥ってしまいます。モチベーションの低下にも繋がります。
この記事でいう自責思考とは、自分に罰を与えるのではありません。自分を責める代わりに改善策を考えることが大切です。
改善策を考えるのは手間がかかります。逆に何かのせいにして責めてしまうのは実は楽なのです。
手間がかかることから逃げずに改善策を考えるのが正しい自責思考です。
責めるのではなく現実を受け入れて前にすすむのです。ダメ出しをしてそこで終わってしまうのは間違いです。
失敗とは学習のことである
失敗=学習
失敗=損ではない
失敗=学習という式を成り立たせるポイントは立ち止まらないことです。
失敗からは学習ができます。なので「自分はなんでできないんだ」と責める必要はありません。むしろ、気づきを得るチャンスを行動することで掴んだのだと考えることができます。
学習をすると前に進むための解決策に気付けます。解決策に気付けると、人生が改善していきます。
起こってしまったことを良い悪いで考えるのではありません。あくまで「自分自身に何かできることはなかったか?」だけです。
そして自分に何かできることがあった場合、次回からそれを踏まえて行動すれば良いのです。
そこで自分を責める必要はありません。
よくある間違った自責思考として、
「なんで自分はこんなミスをしてしまったんだ。Bさんならもっとうまくやるのに」
と他人と比較して自分を責めてしまうことがあります。
他人と比べる必要はない
比べるべきは過去の自分です。過去の自分と比べると成長を実感できます。昨日よりも少しだけ前に進めればOKです。
大切なことは自分軸で考えて、前に進むことです。
無駄に自分を責めない
無駄に自分を責めないためには2つのポイントがあります。
- 現実に目を向ける
- 対策に目を向ける
まずは起こってしまったありのままの現実を受け入れましょう。そこに良し悪しはありません。
次に同じ過ちを繰り返さないために「自分ができることはなんだろう?」と考えることが大切です。
正しい自責思考ができるようになるには
正しい自責思考ができるようになるために最も有効な手段は、自分自身を受け入れてあげることです。
具体的にはセルフ・コンパッションといいます。
自身を受け入れることに悩んでいる方は、このワークブックで自分自身を今よりも受け入れることが可能です。
- 他人に認めてもらいたい
- 他人に否定されたくない
上記に当てはまる人にオススメの書籍となっております。
自責思考の例
「Aさんに改善指示を出したのに、ちゃんとしてくれなかった。Aさんが悪い」
↓
「Aさんに改善指示を出したけど、うまくいかなかった。もしかしたら自分の指示の出し方が悪かったのかも。違う言い方を考えてみよう」
「会社がブラック企業だから、残業があるのは仕方がない」
↓
「そもそもその会社を選んだのは、自分自身。じゃあどうするか?」
自分の原因をはっきりと認識したあと、自分にできる行動はなにか?と考えるまでがセットです。
自責思考の人間になるメリット
自分の人生を選択できる
自分で自分のことを認めることが大切。
それをすることで、他人軸ではなく自分軸で人生を歩んでいくことができます。
良質な改善ができる
問題の原因を自分軸で考えられる人は、良質な改善ができます。
改善案を考える際に、自分がどう変われば結果が変わるのかを思考できるため、成長スピードが格段にあがります。
その結果、成功する人間になります。
まとめ
自責思考とは「自分を責める」ものではなく、自分の責任として改善策を考える思考法である。
他人の責任にして改善策を考えることから逃れるのではなく、現実を受け入れじっくり考えることで道が開けます。
慣れるまでは難しい考え方かもしれませんが、気をつけるポイントは「自分も他人も責めるわけではない」という点です。
常に改善に目を向けていけばOKです。